北方の諏訪湖を水源とする天竜川は、山中を蛇行しながら南下し、太平洋へぬける手前で大きな台地に激突する。
その台地には淵があり龍宮伝説があった。淵には乙姫という地底の支配者で大地母神である女神さまがいて、彼女は気に入った相手に小さな男の子を託してくる。その男の子は竜の霊力を持っており富も権力も、なんでも望むものを手に入れることが出来たといいます。

そんな伝説や18000年以上前の洞窟遺跡、縄文時代の遺跡が残るその台地も今では車道やハイキングコース、ゴルフ場が造られ、山中の集落まで日帰りで行けるようになっている。
龍宮山岩水寺の参道はそのまま登山道になっているため台地の奥まで進むことが出来るようですね。

こういう登山道の脇を流れる川には時折、不自然で気持ち悪い岩が一つだけポツンとあったりする。まるで龍宮伝説に登場する醜い子供ウントク。
ゴルフ場が始まる辺りから道幅が広くなる。
いくつかの分岐を経て右へ左へグネグネ曲がりくねった道を歩くことおよそ一時間……。
道の両側に茶色く尖った岩壁が迫り、古ぼけた鳥居が見えてきた。
ここがアラハバキ神社なのだろうか?

境内は突き出た岩山を頂点に、稲荷神社や山神社と思しきいくつかの祠や戦争で命を落とした軍人の石碑が。

アラハバキはいわゆる日本神話が成立するより前、記紀神話に名前のないカミサマで縄文時代か、それよりもっと古い時代に信仰されていたと言われます。
アラハバキは塞の神とも言われ、この場所が何らかの境界や砦か何かの跡だった可能性あります。

またアラハバキは、長脛彦命なんじゃないのか? シュメール神話の天空神アヌンナキと関係があるんじゃないのか?という噂もありますが真実は歴史の霧の向こうです。






















