🎼神々の宿る世界樹 Ψ機神(おに)たちのユグドラシルΨ

東海方面を中心とした遺跡や小さい神社などを探訪するブログです。

東雲神社

 竜の腕の形をした竜爪山の爪の部分、賤機山の麓には古代スルガ国の国府となっていたことを示す神社があります。

 

 【国府】というのは首都のようなものであって、今の日本でいう東京みたいな機能がここにあったみたいですね。

 古代において海と川の接続点にあったこの地域は交通の要衝であったためかここにも海の民の象徴であるサルタヒコの道祖神があります。

 

 

 ここはもともと静岡浅間神社別当である惣持院というお寺があって、国造りや軍事の中枢になっていたから国会議事堂のような機能があった。

 その境内に徳川家が駿府城にあった東照宮を移設してきた事でお寺の中に小さな神社が出来た為、創建は元和8年とされています。

 丸山の権現さんとよばれありがたがられていたものの、幕末から明治時代に起きた神道至上主義である廃仏毀釈運動のさい母体である惣持院が解体されて丸山の権現さんこと「東照宮」も、権現(お寺)なのか? 神社なのか?

 

 一時の流行で狂気駆られた人々から焼き討ちされない為には身の振り方を考えなくてはならなくなりました。

 

 【名称について】

 結果的に村内にあったスサノオ(スーサ王)を祀る八雲神社と合祀する事でれっきとした神社である、という立場をとって独立し

 その際に東照宮の“東”、八雲神社の“雲”をとって

 東雲神社となったようです。

 境内には主祭神である徳川家康や建速須佐之男神(スサノオ)の他、天神社や稲荷社が祀られていました。