春は山の神々が下界に降りてくる季節。
ハルは牛の頭部を持つ古代の山の神。
旧約聖書に出てくるバエルはハルのこと。
春になると食べ物が生えて来る。
つくしという植物は日当たりが良く、犬の散歩をしている人がいるところによく群生する。何を養分にしているのかはこの際考えない事にしよう。
ジャリジャリした袖を毟り取り水で洗った後、一度湯がいてからゴマ油でさっと炒める。
味付けはシンプルに塩を使う。
野草というのは市販の野菜より風味がしっかりしている為だ。
それを温かいご飯やサラダの上に乗っければ完成。去年はバター炒めにしたがゴマ油でお手軽にやってもほろ苦さが抜群においしい。
つくしは4月も下旬になると胞子を飛ばし終えて元の姿とは似ても似つかない植物になる。