（御殿場アウトレットeastZONE 紅虎の唐揚げカリー）
旧来からのゾイディスト・・・大きなお友達からはゾイドを元のミリタリー路線に戻してくれ❗という熱意の声もちらほら聞こえる今日。
まあ、ゾイドワイルド自体はイジリ安さ汎用性の高さが売りだから・・・・ユーザーのアイデア次第でいくらでも自由に化けるんじゃないのかな？
ラックの突起が旧ゾイドと同じだから普通に改造してミリタリー路線、大人路線もやってやれなくはないと思われる。
個人が頑張れば同人的な作品で例えばガンダムUCやガンダムNTみたいな膨らみのある系統がやれるんじゃないのかなーって期待してる。ゾイディストの同志が先に手を出すか？私が先にやってのけるか？の違いだけで。
まーその場合ネックになるのはやはり・・・ゾイド世界のアベコベさもさる事ながら、全ての公式シリーズが低年齢向けで、大して複雑な世界観も考察も技術的な裏付けもないし歴史の連続性や引き継がれる各国の政治上の駆け引きもないし哲学も社会的な考察もない。（てか、本来ゾイド世界に存在する技術力のルーツや政治に迫る作品だった装甲巨神Zナイトが頓挫してしまったのが痛い。やっぱりガンダムの二番煎じが不味かったのだろうか？）
だからじゃないが、もしゾイドの同人作品で壮大なストーリーを作ろうと思ったら一度思いきって全ての作品の歴史や設定を放棄して、「メカ生体ゾイド」～「ゾイドワイルド」までの全ての機体を登場させつつ、開発系統図の見直し、そもそもゾイドが居なくても成り立つ高度な文明と重厚な歴史を持った世界観の構築と、そこからくる各国の思惑と因縁、経済や貧困問題、戦災孤児、戦争ビジネス、各産業（例えば機動戦士ガンダムシリーズには色々な企業が登場して世の中の発展に影響しているし、政治的に介入していたりもする。）
国による特色等を盛り込むこと。・・・・それまでの歴史を踏まえた人々のライフスタイルや大人、特に現代社会のシステムを破壊してより幸せな社会を作り上げようとする「悪役を演じる大人」の存在は必要不可欠。彼等勇敢な大人は時代という化け物と戦いながら理想的な社会を大人特有の「汚い手段」で目指す。それでいながら過去のゾイドシリーズに登場した悪役と違い、彼等には大勢の支持者がいてその中には政治的に搾取されてきた女子供や、カースト故に差別されて殺されかけた人々、貧しい人間、才能ある人間、野心家にムードメーカーなど一癖も二癖もある仲間達に囲まれた神のごとき人格者でなければならない。
そういう巨大な敵が既得権を守ろうとする権力者達を粛清しつつ、主人公の少年少女の前に立ちはだかるからこそ重厚な世界観になる。
彼等、少年少女の役割は視聴者の代弁者であると同時に、新しい風でもある。
そして微妙な未熟者でなければダメ。人としての弱さ・・・例えば彼等自身は自分が生まれ育った場所の価値観に染まっていてある層の人間達に確信に近い差別心を持っている一方で、武力進行して街を破壊する汚い大人達の「正義」や欺瞞に疑問を持ってたり。逆にドライだったり。
まあ、その辺のチマチマしたストーリーはみんなに任せるよ。重要なのは世界設定の方だから。
出来れば舞台は地球、それも現代文明の延長にある近未来が好ましい。ゾイドは何時の頃からか宇宙からやってきた「ゾイドコア」という金属の球体から産まれた生体兵器・・・・という設定はそのままに、色々な時代に漂着した事にすれば歴史物として成り立ちそう。例えば大航海時代や南北戦争、第二次世界大戦、現代のように各時代の色々な場所でゾイドが政治の駆け引きに使われていたというパラレルヒストリー形式だって不可能ではない。
特にゾイドワイルドシリーズのサイズとオープン式のコックピットなら、どの時代に現れても違和感がないし、何よりキットそのものがかつてCASと呼ばれた外装交換システムにそっくりな作りだから、いくらでもオリジナルのアーマーを付けられるので、時代背景にあった物を作れば問題ない。
そもそも、ゾイドワイルドにおけるキットの世界観としては北斗の拳とかナウシカみたいな崩壊後の世界で、色々な勢力がしのぎを削ってる事になってるから、その辺が一番の狙い目。
ところでタカラトミーさん。そろそろ猪と兎とネズミ型ゾイドを作っておくれ？そうすれば干支が埋まるからw
