横浜の赤レンガ倉庫って鉄道と関係あるのかあ。
動くガンダムを観ようとしたら道を間違えてしまいました。時刻は11時を回り滞在時間の限界を考えると今日は諦めたほうがよいだろう。
なぜなら今日は中華街で大切な用事があるから。
その前に腹ごしらえ。
関帝廟に挨拶したのち寄ったこの店のチャーハンは羽のようにフワフワ軽くて優しい味。
入り口には元祖、海鮮入り黒チャーハンって書いてあります。デザートの杏仁豆腐は甘さ控えめでクコの実が瑞々しくシャクシャクしてます。
水難事故で亡くなった少女が女神に転生した媽祖(マソ)廟は中華街に来たら必ずお詣りしています。
関帝廟と同じように入口の券売機で5つの線香を購入します。番号のついた5つの祠に一本ずつ御供えするためのものですが
一番最初に参拝するのは『天帝』
驚いた事に太陽をあしらった鏡に反射する光を拝むのが日本の神社との類似点。
今日の目的はこれ。
英国で産まれた模型ボードゲームの専門店。
5年前、中華街でミノタウロスの絵が掲げられていた怪しい模型屋さんの正体はウォーハンマー横浜店。
友人に誘われ動画を見た結果、その合理的なルールに感動してしまって購入を決意。
扉を開けると台があり、戦国絵巻図をミニチュアで再現したような合戦の模型があった。
奥から何かお探しですか? と声がしたのでそちらを見た。正直なところデブで無精髭で頭がボサボサの目つきの悪い人間か、逆にガリガリで自信の無さそうな人間……つまり我と同じオタク属性の気難しい店員が出てくると踏んでいたのだが予測に反して髪は短く清潔感のあるスラッと高身長な好青年が現れた。
彼の目は青い。
模型屋の店員というよりはアトリエで絵画か彫刻でもやってそうな雰囲気。
明らかに我々とは生息域の異なる生き物がそこにいた。
元々はファンタジーを題材に作られて来た英国の対戦型ボードゲーム。
今回購入した『ウォーハンマー/リヴァイアサン』は惑星間戦争の遠未来を題材にしながらもメカに混じって甲冑兵や魔物といった駒が存在し、さらに魔法まで使える。その魔法の使い方が異世界とのゲートを開けて力を借りる、というものでこれまたアニミズムの臭いがぷんぷんしてそこが良い。
英国製だからなのかバイクや戦車、ロボットなどのメカニックデザインはどこか暖かみや愛嬌がある。私のゾイドもいずれこういう改造をしたい。
とはいえね。色塗りフィギュアセットとスターターと別売りキットの3点で4万9千円は高いと思うの。
そして重い。スターターセットは想像より大きく中に小さなダンベルでも入ってるのかってぐらい重い。
袋の取っ手は駅につく前に裂けてしまい、掴めるところを掴んでいたらそこから破れてしまうので最後は抱っこしながら帰った。