リヴァイアサン……それは聖書に出てくる海の怪物。
陸のベヒモスと対をなす海獣で一説にはワニのようなモンスターだといいます。
2つ合わせて伊豆の島焼き神話に出て来るワニの頭の海龍王。
このスターターに出逢ったのもなにかの縁だと信じたい。
ウォーハンマーというボードゲームはゲームズワークショップが手掛けているシリーズで剣と魔法のファンタジー世界を舞台にチェスのような陣取り合戦をするゲームです。
英国では19世紀辺りから模型を駒にしたストーリー性のあるボードゲームが楽しまれていて日本でもおなじみのロールプレイングゲームの元祖になっているようです。
ダンベルのように重い箱を開けてみるとプラモデルのランナーがギッシリ詰まっていてこれが重さの原因か? と思ってしまいそうです。
ただプラスチックのランナーごときでそんなに重いわけもなく、箱の半分ほどで別なものが出てきました。これは後ほどお話しましょう。
付属のキットは購入してすぐに遊べるように敵対する2つの勢力が入っていまして最初は
「スペースマリーン」
直訳で宇宙海兵隊ですが、ウォーハンマー“リヴァイアサン”の世界設定は剣と魔法のファンタジーでありながら惑星間戦争をしているスターウォーズのような状態です。
宇宙海兵隊はメカの甲冑を着込み主に銃火器やマシーンを用いて戦います。
こちらはティラニッドという勢力でいわゆる魔物達です。ランナーが植物のようにうねっているのが特徴的ですね。
組立説明書とデカール、大中小の台座がついてきます。フィギュアを載せる為のもので小石や草をあしらいデコレートするのが一般的です。
手芸の遊びですね。
カードの束がありました。ドクロマークのコインや初期配置の指定が書かれたカード、それから “ミッション”という表記でロールプレイングゲームのようなクエストが箇条書きされた札もあります。ウォーハンマーはどうやらただの陣取りゲームでは無さそうですね。
で最後に百科事典みたいなのが出てきました。ダンベルぐらい重いリヴァイアサンの箱ですが、どうやらこいつが犯人のようです。
ここに書かれている一部、例えば基本ルールなどはインターネットで無料ダウンロード可能です。
大まかな世界設定に始まり、最初の数ページはウォーハンマーの概要説明になっています。キャラクター毎のステータスや色の塗り方などの合間に過去の戦争の話や社会構造の説明が綴られ、美しい挿絵とフィギュアを並べたジオラマで再現されています。
ウォーハンマーのポリゴンPVはYou Tubeで流れていますが正直あれはスターウォーズやエイリアンやアメコミみたいで嫌いです。
実際のフィギュアは残酷で汚い世界観と反比例するようにシタデルカラーの彩色が優しくて、まるでスタジオジブリのような絵になっています。
私がこのブログで目指している世界観に近い為、学んでゆこうと決意しました。