・・・・こう、クールに神社のレビューだけにしとこうかと思ってましたが、
でもやっぱりね?そんなの私らしくない訳ですよ。登山の素人がすんなり目的地に辿り着けた訳じゃ無くて、実に情けない旅だったんですよ。
↓ ↓ ↓
気温は暑くバックパックは重く・・・・天気は悪い。やっぱやめようかな(。-∀-)富士登山。
いよいよ最強のゾイドを捕獲する為に富士山の頂上を目指しま・・・・せん。😅
とりあえず、本日は5五合目~7五合目ぐらいで様子を見て撤収したいと考えております。
そもそも初めてのガチ登山なので、どんな出で立ちで荷物をどの程度もって行くのか皆目検討がつかず必要そうなものをバックパックに全部詰め込んだ結果、のっぴきならない重量になっているのと、2つの台風の影響がどんな形で出るのか定かじゃありませんから。少なくとも予報だと夕方から雷雨。
LV1の冒険者は、危険が迫ると逃げるしか術がなくそして
トイレが無い状況下において気圧の差でお腹の中身が膨張して💩漏れそうになるかも知れないので、前日から行動食しか食ってません。
腹が減った・・・・。😅おうちに帰りたい・・・。山登りなんて大嫌いなんだよ。
富士宮駅に到着❗因みに現在の気温は・・・・31℃
雲がどんどん広がって、暑いですが気持ち冷たい風が混じっています。暖気と冷気のぶつかり合いで起きるのが雷雨なので・・・・やだな。😅
始発で来てもこの時間。
五合目行きまで一時間以上時間がありますのでコンビニで筆記用具を購入しておきます。
大学の先生?風の外人集団が目の前で待っています。ようやく富士宮口五合目ゆきのシャトルバスが到着した頃には満員😅
いや~なんだろ?もっとこう、富士登山って修行的で孤独なイメージあったわあ。
さて・・・・バスに揺られること一時間。なんだか感覚がおかしい。
これが高山病とやらの前触れなのか生欠伸がとまらないw(因みに乗り物酔いはしない体質)
風邪をひいたみたいに頭がフワフワするぞ⁉️
でもそこは大人。
低酸素が原因で起きているならば落ち着いてひたすら深呼吸しておけば大丈夫なのだ❗
いざというときの為に酸素ボンベも2つ持ってきている。
ふあ~💦 また欠伸が、気持ち悪い・・・・。
あー、なんだか段々日差しが強くなって来た・・・・・足下に雲が・・・・。
もう、天界に着いたのかな?
ヴァルハラ迷宮(LV5)の入口にとうちゃーく。
なんだろう。登山なんてやらないのにここがとても懐かしい感じがするから山は不思議だよね。デジャヴってるというか。
代々、密教徒(山伏のたぐい)の家系だからもしかしたら忘れてるだけでここへ強引に連れて来られていた可能性もなきにしもあらずですがね。(辛かった筑波登山だけは覚えてますが😅)
まあ、ちょっと驚いたのがそこそこ立派な売店があった事なんですね。ここで1000円の金剛杖を購入。(登山ポールより見た目がカッコいいからという安直な発想。)
登山道入り口にテントがあり、富士山の保全活動募金に一口1000円。当然記念に払う(あれ?浅間大社で払ったやつじゃね?😅)
ここでワイシャツに着替えてカンバッジを装着し、標高に身体をならす事なく登山開始❗本日は会社の飲み会があるので夕方までには下山しないと❗
アブがやたら集ってきて危ない‼️
「国が2億円かけて作ったハイテクトイレ❗」
・・・・らしいですが、入って中を見た感じどこがどうハイテクなのかよく解りませんでした。用を足して見れば解るのでしょうが、トイレに行かない感じのコンディションにしてありますので非常に残念です❗因みに戦艦大和の建造費が1億3千万円。
いやまあ、砂の道が続きますね。
これが五合目~六合目の道
日差しが強くてとっても暑いです。
こんな場所にも植物は生えてますが、見渡す限り2種類しかないですね。
で、変な蜂がそこらじゅう飛んでて怖い。
今回の為にわざわざ御殿場アウトレットで購入した1万8000円の登山靴。早くも砂まみれ。
はい、ようやく最初のセーブポイントに到着❗
(10:05)
金剛杖に300円で焼き印がして貰えます❗
雲海荘 海抜2500m
何が凄いって、こんな場所なのにインフラも売店もバッチリって事ですよ。😅
ここで働いてる人達ってまさか毎朝ここまで登って通勤してるんだろうか?
名前の由来になっている雲の海❗
凄い。もしも雲がなければ駿河湾が見える方角ですな。
ここまでは、バッチリ案内がありますね。
・・・・ええ。実はここまでがウォーミングアップコースですから・・・・・。
で~💦なんじゃこれ
いきなり勾配が急になって、足場も悪くなっとるやんけw
もう、険しすぎてムリ・・・
なんでみんな、そんなペースで登れるんだい?
教えてくれ、そこの小学生!
(同じバスに乗りあわせて来た人達に抜かされてゆく!)
あれが宝永山かな?
もうね、「 宝永山・御殿場ルート → 」
みたいな標識と分岐が途中にあるんですが
そんな所よってる心のゆとりが無いぐらいキツイです。😅
だって、もう帰りたい・・・。
(;´Д`)ハァハァしんどいよお・・・・セーブポイントまだあ?
・・・・っと言ってる間に
新七合目のセーブポイントに到着❗(11:10)
日差しは暑いけど風はエアコン見たいに涼しくなって参りました❗
冷たい風を吸うと、そこだけ酸素濃度が濃い為か?力が回復します❗
そう。ここらへんから酸素が貴重品になって来てます。動いたら動いた分だけしっかり深呼吸をしないとたちまち体がフリーズします。
ああ・・・・登山がこんなに辛いものだったなんて・・・・・。
下から吹き上げて来る冷たい風を酸素ボンベの代わりにして・・・・手持ちのボンベを温存❗
RPGの回復アイテムと同じ!
このキャンディと水でエネルギーを生成しながら進む。可能な限り濃い濃度の酸素を吸入する。まるでエンジンと同じ原理w
・・・・夕方から天気が荒れるって聞いてたけど、もうヤバいんじゃね?😅
帰った方がいいよね? ね?
そう思ってたら背後から若い男性の雄叫びが!💦
振り替えるとそこには、パンツ👖一丁で上半身裸、荷物は無く金剛杖のみでサンダル👡
という格好の外人がこの険しい坂を
まるで仙人のように一気にかけ上がっていった。
こんな酸素が薄い中でだ❗
彼はシャトルバスで私の後ろの座席に座っていた。
まあ、・・・・これで全員に抜かされてしまった訳だ。
もう、20分歩いたら休憩して20分歩いたら休憩してを繰り返してようやくセーブポイント「元祖七合目」にとうちゃーく(12:20)
そう。八合目ではなく、「元祖七合目」w
このガッカリ感ったらないyo( >Д<;)
もうね、なんだか小雨が降ってきたし、帰ろう。
うん。今日は日が悪い!
この先八合目の焼き印をゲットしたら今日は撤退しよう❗
偵察。そう。今日の任務は偵察なのだ。
そうだ、次で終わりにしよう🎵
・・・・いやあ、でね?
砂ぼこりとか凄くて鼻の中、口の中に容赦なく砂利が飛び込んで来るんです。その度にぺっぺっと唾を吐くんですが、持ってきたマスクは結局着けませんでした。
(こんな空気が薄いとこにまで・・・・)
何故ならただでさえ空気が薄くて、深呼吸しながらジリジリ進んでいるような状況。マスクなんて苦しくてやってらんない。
否。酸素が少しでも足りないと、たちまち全身が痺れて動けなくなるという地獄❗😅
間もなく八合目の山小屋が見えてくる頃ですが、
もう、数メートルおきにしゃがみこんで休憩しないと持たない状態。ミックスナッツがどうして行動食なのか今なら身体で解る。飴や肉じゃ摂れない何か大切なものが含まれている気がする・・・・。
苦しい・・・・苦しいよ・・・・そしてなんでこんな大量の荷物を持って来ちゃったんだろう?
( ;∀;)
防寒着やら本やら酸素ボンベやら着替えやら・・・・・・。
何でこんなところまで登っちゃったんだろう?w
たかが神社の写真を撮るだけじゃないか。😅
神社なんて、街中に幾らでもあるじゃないか。
もうやだ。こんなにビバークしてたら日が暮れちゃう。お家に帰りたい・・・・(でも帰る為には自分で歩かんとw)
そんな弱音が頭を渦巻いてる私の横を、元気な小学生たちがひょいひょい通り過ぎて行くし、
可愛い女の子たちが心配そうに覗きこんでは、岩場を軽快に登って行く。
・・・・・・・だ か ら 何でお前ら
そんなに元気なんだー!!💦
休憩しながらメモ帳に書き込んでいるため、ここら辺の感想が一番長い。
こんな所を平安時代以前の奴等が何度も登頂して頂上に祠を作ってたなんてほんまかいなwとか、
早く下山して、駅前の丸亀製麺にいきたーいとか。
そもそも、もう古代人の謎なんてどーでもいーやーとか。
セーブポイント到着。八合目。(12:20)
鳥居が見えてきた・・・・ようやく形が見えてきた・・・・・だがしかし、脹ら脛が崩壊寸前❗
みんなどんどん登ってゆくなあ😅
もうねえ・・・・登山の良さが全くワカラナイよw
何でみんなそんなに頑張るの?
・・・と、思ったら家族連れを中心に大体この辺りで引き返し下山する人が多い。
そりゃそうだよねえ。😅
私のすぐ後ろを歩いていた野原ひろしと野原しんのすけみたいな親子と意気投合。
この親子もまた八合目で引き返すらしい。
それは奇遇ですね(*´・ω・`)b、と私も引き返すむねを打ち明けたら、野原ひろし風の男性は私に登山は初めて?と、聞いてきた。
初めてです❗ と言ったら
急に漢の顔になって
「じゃあ、後悔が残るだけだな。まあいいんじゃないですか?」
と言い始めた。😅
つまり最後までやりきれよと。
・・・はい、センパイ頑張りまーすヽ( >Д<;)/
おかげで九合目に到着。(14:20)
ここには何と飯屋さんがある。
そして誰が買って行くのか富士登山記念Tシャツも売っている。
万年雪荘。九合目には2つの拠点があるらしく手前側そして
名物の1000円カレーの誘惑に負けてしまった・・・・・。味?普通にスパイシーで美味しかった❗( ≧∀≦)ノ
レトルトパウチかも知れないけど、すっごく美味しかった❗
元気が回復したところで出発❗
もうこんなイカれた道も慣れたw
岩だらけの場所をかなり登って行くと再び山小屋が
胸突き山荘。
もう、ここは完全にスルー。トイレが臭いイメージしかない。
とりあえず、野原ひろし風の男性による激励の為か
苦しいながらもどんどん登って行き
最終的に登頂に成功出来ました。
・・・・メンタルって大事よね。
16:00 富士山頂 浅間大社奥宮
確保。
さて。困ったことに何の感動もありませんでした。┐('~`;)┌
ここまで登って来た以上は、これから降りなければならない。
頭の中にあるのは帰りの最終シャトルバス。
発車は19:00
残念ながら途中からしか時間を記録しておりませんが、六合目を出発したのが10:05だとしよう。山頂到着が16:00
16:00-10:55=5:55
六合目→山頂まで登りが凡そ6時間・・・・ん?
下りは登りの2倍のスピードで行軍出来たとして
・・・六合目まで3時間?じゃ、間に合わないよね。!Σ( ̄□ ̄;)
だって五合目で待ってる最終バスは19:00発
チケット購入の時間まで考慮に入れたらヤバいよw
3倍速だ。うん。通常の3倍のスピードで下るしかない❗
そうやって走って下る羽目になった。
帰りはバックパックの重さも手伝って20回は盛大に転んだ❗
後ろからやはり最終シャトル目当ての登山客がどんどんかけ降りてくる❗
煽り煽られ皆転ぶ‼️
幸い岩場の下りは私の18番。他の中高年登山客が通らないルートを選んでかけおりる。
七合目に差し掛かるといよいよ、慣れてる人も転ぶレキ地獄。転びまくり全身傷だらけ。
卸したての登山靴(1万8千円)には穴が空いた❗
( ;∀;)
何度も転びながらようやく六合目が真下に見えてきた。
この時点で時刻は18:40
まずい・・・・・
バックパックの重さが災いして砂利に足をとられ坂をズデーーンと派手に転がったりしながら、兎に角かけおりる。乗り遅れたら飲み会どころか明日の仕事に間に合わない❗( ;∀;)
どうにか2分前に最終シャトルバスに滑りこめた!
こうして私のオクミヤ捕獲作戦は終了しました。
皆さん。登山はゆとりを持って計画的に。
そして、会社の飲み会へは遅刻しながらそのままの格好で出席。
今回の教訓
スーツは登山にも使えます❗( ≧∀≦)ノ
山頂付近には変わり者が多い。
下山して一週間は道じゃない場所が道に見えた。
お疲れ様でした。