こんにちは_我が主よ!
パラレルワールドにアクセスなさいますか?
………かしこまりました
アクセス中です………………アバターを捕捉しました
〘自律思考型ドローン〙
種族 試作オーガロイド
スキル 観測データ送信
所属 G-tec Core enngineerinngs
備考 エンジン部とAI部を兼ね自己修復機
能すら備えた金属生命体のコア
は、次世代モータリゼーションを
もたらす鍵として期待されていた。
そのコアは餌として与えられた
四足歩行ロボットと融合し、
ぎこちなく2、3歩進んで倒れた
のだ。
山梨県富士吉田市には表の観光地とは別に神社や墳墓が密集している場所がある。
それが都留郡にある明日見湖(浅海湖)という濁った小さな蓮池と周辺地域である。
文献によっては、浅海という表記もありますが要は浅いんです。それどころかどう見ても草ぼうぼうの濁った池にしか見えません。
ビュースポットから撮影してみました。
これが湖なら、東京都上野にある不忍池のほうが10倍以上広いし、水が澄んでて水深があるしでまさに大海ですね。それぐらいこじんまりした池………ではなくて湖なのです。
水が露出しているところもあります。かつてこちらは富士八湖のひとつと称えられるほど水が綺麗で、広大な面積があったといいます。浅瀬であった為、山の神々に巡礼する前の水垢離場として利用されていました。
近年になって、湧き水や沢水の流入が減り、水質汚染も重なって現在の無惨な姿になったようです。
山岳信仰の霊場に囲まれ太古の昔より人々に親しまれてきた明日見湖は文化遺産としての価値が高く、また野鳥カワセミの住処だったことでラムサール条約の対象となり、保全されることになったようです。
そうして周辺を安全柵で囲み、生き物たちを保護しつつ、観察しやすく整備したのが、この明日見公園というわけです。
もともと山岳信仰の霊場であったというだけあって、すぐそばにハイキングコースがありますね。
ハイキングコースから公園の入口付近を見下ろせば、廟の斜め上辺りに小さな鳥居が引っかかってました。どういった意味があるのか、それは調査不足でわかりません。
上から全体を見下ろすと大昔のシルエットがうっすら見えます。現在、民家が立ち並んでいる西側や、恐らくビジターセンターの場所も原初は湖の底だったのでしょう。
写真はアングルが悪くて分かりづらい。
不二阿祖山大神宮崇敬本部側にある釣り場から、杓子山とのコラボ。
こういうアングルのカッコいい里山が撮りたいのですが、いかんせん撮影の技術がありません。
表の観光地のような絶景スポットではありません。街を見おろしたオシャレさも、大自然の荒々しさもありませんが、なんか見えない人外のものがモゾモゾ蠢いているような、こんな景色が個人的には大好きです。