🎼神々の宿る世界樹 ~機神(おに)たちのユグドラシル~Ψ

神仏を敬い鬼神を祀る機神教団の色々アウトな地下迷宮です。尚、オフィシャルサイトでは御座いませんので神社仏閣の擬Zi化につきましてはタカラトミー様ならびに神社仏閣関係者様からの苦情がありしだい画像を消去いたします。

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 ZAC2099  中央大陸戦争の最中、世界を滅ぼす隕石が惑星Ziへ到達しようとしていた。
 
 風族王家のヘリック大統領はかつて地球から飛来したとされる大型宇宙船グローバリーIIIの残骸の解析、ならびにその復元作業を進めさせていた。地球人の血を引く技術者、併合した旧ゼネバス帝国領に神族や鳥族、海族などの領内異民族の人々がプロジェクトに参加していた。無論、ヘリック共和国の王族たる風族が指導者だった。彼らの当初の目的がなんだったのか一次史料が欠落しているため不明である。


 だがそのプロジェクトの中で「22世紀以降の地球の技術」が研究されていたことは間違いはない。重力コントロール装置やワームホールを形成する為に必要な装置、エナジーシールド発生装置などなど…それらはそのまま大戦末期のゾイドという戦闘ロボット達に移植されていった。
 解せないのはその技術がいつの間にか敵国の暗黒軍(……これは共和国領内での呼び方で正確にはガイロス帝国軍だが)のゾイドにまで応用されていたことだ。その結果、惑星Ziを取り巻く気候変動などに影響を及ぼした挙げ句、外部から幾つかの彗星をも引き付けてしまった。

 暗黒大陸ニクスへ上陸し最終決戦に臨むヘリック共和国と迎えうつガイロス帝国軍。そして同時刻、ヘリック共和国領内のマスドライバーからは宇宙船が次々と発射されていった。その中心に居たのは復元が完了した大型宇宙船グローバリー級であった。
 
 彼らは沢山のゾイドやその卵であるゾイドコアを各船に積み込んでいた。当初の打ち上げ計画はタイミング的におそらく遠方の惑星まで行って惑星Ziと同じ環境を構築出来るかを検証する試験の為であっただろう。
 だが歴史が示す事実ではそのまま外宇宙へ旅立ち、約束の地である地球を目指して行った。
 当初の目的を変更したとみるのが正しかろう。


 地球人類である我々からしてみたら、とんだ侵略者(インベーダー)である。彼らの目的は地球ないしそれに近い惑星のZi化なのだから。
 ところがこの無茶な航海には誤算が生じた。ワープホールの形成時に何らかの事故が発生、移民船団はそのまま時空の彼方へ飛ばされてしまった。

 ここからは私なりの考察なのだが彼らがたどり着いたのは太古の地球なのではないか?そして恐竜などの古代種の絶滅や進化などに関与していたのではないか? さらにいうなら風族は日本やイランに拠点を置いてそこで飼い慣らした狼を改良して柴犬を開発したのではないのか?
 さらに言えば彼らはストレートに地球へ来たというより、地球が何らかの要因で危機に陥っていたため、はじめは火星や月などにコロニーを建設して地球降下の機会を窺っていたのではないのか?