蜘蛛は好きですか?
私は大嫌いでした。
彼らがいわゆるウミサソリの子孫であることや、民家に住み着いて蚊、ハエ、ゴキブリ、ダニ、蛾等の害虫を人知れず駆除してくれている事を知るまでは・・・・。
そう。人の生活圏で遭遇するクモというのは、人の血を狙ってやってくる害虫を食べる為に住み着いてるようなのです‼️
太古から人と共に生きて進化して来た蜘蛛はまさに神様が私達の為に天から遣わしたガーディアンと呼べる存在なのかも知れません。
という訳で今回はゾイドワイルドからZW18スパイデス〔ゴケグモ種〕です。
ゴケグモというのは、漢字で「後家蜘蛛」と書きます。英語ではWidow spider。主にトイレの天井や便器の周辺にいてコバエ等を補食・・・・え?聞きたく無いって⁉️
ゾイドワイルドは勿論、発掘がテーマですから、御覧の通り地層をモチーフにしたパーツパックと古生物学者が発掘してきた骨を整理する為のシートが付属しております。
ここに一つ一つの形を確認しながら置いて行きます。
蜘蛛の胴体。こんな感じでスパイデスの根幹である動力ユニットと胸部の基礎、後輪を組み込みます。
3つのギアをしっかり噛み合わせます。
厚いギアS2が真ん中。薄いギアS3が外側。
ここに更に車輪をつけて行きます。
お尻に意味深なパーツを挿し込みますが、このパーツは実は・・・・。
ゼンマイを巻くためのハンドルだったりします。
段々シルエットが見えてきました。
ここに
この脚の根元のパーツを・・・・
こんな風に互い違いに組み込んで行きます❗
こういう感じです。
上からカバーを被せて次は
脚の根元のパーツです。ここが重要何ですが、説明書を見ても向きが分かりにくい上になかなかパチッと行かないので、難所の一つだと思われます❗
格闘すること小一時間。ようやくここの小さなマークに気づく❗
裏側
↑この状態が正解⭕
表側。これでギミックの組み込みは完了❗
次に脚をつけて行きます。差し込んだだけだとギミックの関係上クラクラ動いてとれてしまうので、基部に挿し込みながらゾイドキャップで固定して行きます。
はい、これでボーンモード完成です。
このまま飾ってゾイド博物館みたいにしても良いのですが
ここでゼンマイを巻いて動作確認をしましょう。ちなみに2、3歩歩いたらその場でフリーズしてゼンマイが空回りしますが、ゾイドワイルド系はゼンマイが非常に弱いので自重に耐えきれずに空回りは毎度恒例❗😅まあ。ゾイドの形したフィギュアだと思って諦めよう❗
ここで一気にアーマーをつけて行きます❗
スキャニングアイ
立体把握に優れ同時に四方向を見ることが出来ます。今の所、唯一上から溝に嵌め込む仕組みなので非常に楽です。
はい、スパイデス完成てす!
蜘蛛は陸に揚がったウミサソリのうち、尾の先から出てくる液体を糸というツールとして利用しはじめた個体がルーツと言われております。
この糸で釣りをしたり、トラップを制作したり、高所作業の足場を組んだり、ビバーク時の寝袋を編んで作ったり、洞窟などの安全な場所にテントを張る(繭)など、極めて人間に近い運用の仕方をしており、更に個性が強く、個体によって隣の仲間と連携して狩りをしているかのような動きをするものも確認しています。
ちなみにウミサソリだった頃、水中で推進力を得るオールの役目を果たしていた中の後脚は、糸を編んだり、糸の張り具合を確認する為の「手」の役割を果たすように成りました。
ワイルドシリーズの小型ゾイドはゼンマイの力が弱すぎて事実上歩行が困難です❗
「スパイデス」はワイルドブラスト状態に変形させる際、胴体の留め金部分に負担がかかるという構造上の問題から空中分解しがちです。
ゼンマイが弱かったり空中分解したり・・・・・そんな欠陥だらけの小型ワイルドゾイドが
大 好 き で す。
こいつらの良さは「場所を取らない」事。何といっても手のひらサイズ❗パーツの点数も少なく分解も容易い為、机の中にコッソリ何体でも収納可能❗
それから「整備性の高さ」。電動式の大型と違い何時でも気軽にバラせてトラブルを解決出来る。しかもゾイド同士パーツに互換性があるので、破損箇所を修復がてら改造も簡単!例えばゼンマイユニットはパワー的に問題を抱えていますが、以前展開されていた「メカ生体ゾイド」シリーズのように儲かってから強いゼンマイユニットをリリースする可能性もなきにしもあらず。
その際、「改造キット」と称してゼンマイユニット単体を売るような気もするので、そこで交換すれば簡単に強化完了! ・・・・技術があるなら他社が出してるゼンマイユニットを改造して組み込むという荒業もアリかも。
大型ゾイドがメンテナンスフリーのファミリーカー🚐なら、小型ゾイドは絶えず調整と修理が必要なハーレー・ダビットソン🏍️に近い
そんな小型ゾイドの良さが解ったら一人前のオトナ!💪
以上、スパイデスてした。